- BLOG -

  • 2018.10.25

    石巻ハッカソンレポート<発表会編>

こんにちは!イトナブのなっちーです。
さて、前回に引き続き、石巻ハッカソンのレポートをして参ります。
3日目の19日に開催された発表会の様子となります!

会場を見渡すと今年は学生の参加が特に多い感じ!

 

まずは同日程で開催されていた、キッズキャンプの報告から。
Kids’ Door様、Herman Miller様との共同ワークショップに参加した、東京の高校生5名による発表。
デザインとプログラミングを基本から学び、micro:bitを使用して物や人が近づくとセンサーが反応し、音が鳴る装置を発表していました。

 

そして、ItBootCamp部門による発表。
 
ItBootCamp部門とイトナブ団部門の審査員は石巻ハッカソンにご協賛いただいているアスノシステム株式会社から須貝嘉典様と株式会社エー・アール・シーから太田貴之様に務めていただきました。
 
まず、ItBootCamp部門にご参加頂いた7名の参加者から受賞した2作品をご紹介!

 
まずは高校2年生のすだ君。とあるゲームアプリにおける攻撃力の実数値を計算できるという、なんとも実用的なツールを開発していました。
好きなものや、あったらいいなと思うものを実際に作ったというテーマ性が評価されました。

 
二人目の受賞者は大学生のおおつきさん。文系学部での卒論でアプリを作りたかったとのことで、そのテーマに沿って開発していました!
地図に関する研究室に所属しているそうで、自由に地図を編集できるアプリになっていました。さすが、完成度も高かったです。

 
続いてイトナブ団部門!
小学生の5名がそれぞれScratchでゲームや物語を作って発表しました。大勢の参加者の前で緊張しながらも発表する姿をみて、刺激された大人たちもいるのでは?

イトナブ団の詳しい発表内容についてはイトナブ団第1期成果報告で、詳しい発表内容やScratchによる成果物を見ることができますので、ぜひご覧ください!

 

そしていよいよハッカソン部門の発表!今年の参加は20チーム。
審査員はGitHubJapan松浦隼人様、dotstudio菅原のびすけ様に務めていただきました。

 

1.女川コンテスト
 
石巻ハッカソンで女川ハッカソンを作る!とアイディアピッチで宣言していた女川コンテストチーム。
石巻がエンジニアが集まる街ならば、女川はデザイナーが集まる街にしたい!ということで、「女川のいいところをデザインで表現する」がテーマ。
ティザーサイトや成功マニュアル「ハッカソンノート」の制作に加えて、ハッカソンらしいこともしました!と環境センサーを使用し、体温が高い人が勝つ「おんどバトラー」というアプリのトップページも制作していました。

 

2.Scrap
 
「はじめてのはっかそん」とのことで、「ハッカソン」という漠然としたテーマに頭を悩ませ、思いきりふざけることにした!というこのチーム。
金輪際使うことがないものを作ろう!ということで、オープニングでひと盛り上がりしたスクラップお兄さんを題材にしてくれました!
オープニング寸劇では、二号機の開発に10年がかかったという一幕がありましたが、それは長すぎる。そして認知度の低さが悲しすぎる…
とのことで、スクラップお兄さんだと思われるものを検知して、それが発見された地点がマッピングされるというものを作成。
本当に普段作らないものを作ってこそ、石巻ハッカソンの醍醐味とも言えるのかもしれません。

 

3.夢の”マイホーム”
 
夢のマイホームは住宅のことではなくて、夢のホームデバイスという意味だそう。いわば動くGoogle home。
Raspberry PiでGoogle homeを起動できるそうです。
デモとして石巻ハッカソンについて尋ねると「石巻ハッカソンが世界で一番いけてますよね〜」と喋っていました。やったぜ。

 

4.Arai
 
まず、ハッカソンという哲学について考え、メンバーが普段触れていない技術を触ってみることに注力したというArai。
位置情報を認識し、平面でメモが表示できるというアプリでした。
教育ツールや街中での謎解きゲームなどに活用できそうとのこと。

 

5.ARラボ
 
大学生の3人によるARラボ。美少女がモンスターを銃で倒すという、ARによるゲームを開発していました。
ゆくゆくは地域密着型のゲームとして、地域の名産品をモチーフとした敵キャラが出てくるなど、地域のことを学べるゲームにしたいとのことでした。

 

6.電鉄ゲーム
 
なんと一人で、初めてのAndroid開発に挑戦し、電鉄ゲームを開発していました。「一人はやめたほうがいいですね」とのことです…この瞬間、会場全体の眼差しが暖かくなった気がします。
サイコロを振って出た目の土地に実際に行き、SNSで情報を共有するというこのゲーム。実際に行かなければゲームのミッションがクリアできないというものでした。

 

7.S・S・T
 
すべての人がつながるSNSというテーマで、Lunk SNSというアプリを開発していました。
Amazon Echoを使用し、言語や違う人同士でのコミュニケーションをサポートするSNS。
音声から文字に起こして投稿したり、翻訳することもできるそうです。

 

8.アイボワン
 
360度カメラで石巻の観光が出来るという、Ishinomaki観光ビュー。
今回石巻を観光できなかった会場の人たちに、と観光体験のデモを発表。
マーカーをカメラに映すと石巻の詳細な地図や360度カメラで撮影した画像を見ることができ、まるでその場所に行ったかのような体験ができるというものでした。

 

9.チェンジ・ザ・ワールド
 
omronの環境センサーで感知した環境情報をclovaが教えてくれる環境情報おしらせ君の開発をしていました。
環境センサからサーバーに送られたデータを、LINEと連携してリアルタイムの温度や湿度、環境光、紫外線、気圧、騒音を教えてくれるそう。
環境センサーとclovaをフル活用していたチームでした!

 

10.Code for CAT
 
猫のためのIT技術を開発しているCode for CAT。
猫が飼いたいけれど飼えない人のための、環境に合わせて猫らしい仕草をするぬいぐるみを開発していました。
可愛すぎるデモに会場が大盛り上がりでした。

 

11.ふぉるとん
 
ハッカソンの失敗談を共有して、勇気をかけ合おう!というwebアプリのふぉるとんを開発。
「ハッカソンにはじめて参加するときに心配だったと思いますが、ハッカソンに出ることに価値があるなと思っています。」とのプレゼンに会場全体が頷いていたような気がします。
fault+豚でふぉるとんと名付けられたアプリは、可愛らしい豚のデザイン。うまく行かなかった部分についても「ふぉるとんの開発が失敗しちゃったとん…」と締めくくり、とてもハッピーな発表でした。

 

12.Green
 
omronの環境センサーを使用し、石巻に訪れた人に好みのお店を紹介する「マキスポット」を開発。
環境センサーをRaspberry Piでインターネットに中継し、快適に感じる温度などの環境情報を加味したお店を検索してくれるそうです。

 

13.はるのはなさかじじい
 
Youtuberの特徴とVtuberの特徴とを組み合わせたHybrid Tuberなるものを開発。
Octocatをモチーフとした被り物の中にいる人の表情に応じてディスプレイが変化するというもの。
YoutuberやVtuberの新たな可能性が垣間見えるプレゼンでした。


 

14.Aチーム
 
ハッカソンに来てみたい人がハッカソンを体験することができるRPGゲームを開発。
石巻ハッカソンを広めたい!というのが一番の目的だそうです。ありがとうございます!
ゲーム内の登場人物に話しかけると、社内でハッカソンに参加した人に感想を聞くことができるなど、RPGの要素が盛り込まれていました。

 

15.魚市場見学会
 
魚市場をハックして漁協の課題解決を目指した水揚げ情報アプリを開発。
魚市場のwebページに掲載されている定休情報や入船情報をclovaが喋ってくれるというもの。
clovaのビジュアルもデフォルメされており、田代島の猫と石巻のタコを組み合わせたところ偶然にもoctocatのビジュアルに近づいたそうです。


16.Hackage

ハッピー+ハッカソン+パッケージで、ハッケージ。ハッカソンのチームビルディングをサポートするアプリを開発。
参加者がGitHubにログインし、スキルや参加したきっかけなどを共有した上で、チームビルディングをしやすくしようというもの。
ハッカソンの課題をダイレクトに解決することができるアプリでした!

 

17.アイキャラ
 
アイディア&愛×キャラクターで、アイキャラ。愛らしいキャラクターがアイディア出しをサポートしてくれるというもの。
アイディアを付箋に書き込むと、キャラクターが対義語を書き込んでくれるとのこと。
一人で考える際に、対義語があることでアイディアが広がるそうです。

 

18.おいけ
 
レシピをみながら料理がしたいけれど、手があいていないときに活用できるTeburaというサービスを開発。
Google homeが次の行程を教えてくれたり、LINEを呼びだすとチャットで教えてくれます。自動スクロールの仕組みをうまく活用しているとの評価もありました。
LINEだけでなく、Slackにも対応しているそうです。
ちなみに、チームリーダーのおいけくんは新幹線に乗り遅れて不参加でした。

 
19.from山口
 
山口からはるばる石巻までやってきてくれたこのチーム。
Unreal engine 4を使用した、VRMMOとwiiリモコンを使用したゲームアプリを開発。
wiiリモコンとVRMMOを併用することで、より没入感のあるゲームになるそうです。
開発中、様々な超えられない壁と格闘したとのこと。これもハッカソンの醍醐味かもしれませんね。

 

20.zooops Japan
 
企業と公立はこだて未来大学の学生とのコラボチーム。
名付けてKaisendon project。システムとKaisendonが関係しているのではなく、海鮮丼が食べたかったそうです。
環境センサーで感知した騒音の数値をドローン動きで表現したり、LINEで煽りコメントを送ることができるとのこと。
災害時にドローンで撮影した情報をLINEで関係者に流すなどの活用ができればとのことでした。

 

さて、20チームの発表を終え、いよいよ審査発表です!

 
「myoctocat賞」は、natsumi omoriさん!
Twitterで描いたoctocatにハッシュタグをつけてツイートした人の中から選ばれました。
石巻の名産品を合体させてoctcatとコラボしていたところが高評価でした!
ちなみに賞品はMonalisaちゃんぬいぐるみ!

 

「octocat賞」は、魚市場見学会!
GitHubやoctocatへの愛が込められた発表が多数だったということで、急遽この賞が設置されました。
clovaをoctocatに変身させていたこのチーム。
水が滴り散るところを青く再現されていて愛がないとここまで実装できないのでは、という評価でした。

 

「LINE賞」は、おいけ!
チャットの使い方が斬新だったとの評価でした。チームメンバーは、新幹線に乗り遅れたおいけくんも喜んでると思いますとのコメント。

 

「オムロン賞」は、Green!
環境センサーを使用したチームが多いなか、7種類ものセンサーを一気に使うという意欲が評価されました。

 

完成度はイマイチだけども、今後への期待を込めて表彰される「expect賞」は、ふぉるとん!
ハッカソンのテーマに忠実であり、ハッカソンへの参加意欲を鼓舞する内容が評価されていました。

 

すごい技術力を使っていたり、多くの人を感動させたり触発させたりしたチームに贈られる「やばいで賞」は、Arai!
メンバーが持つ技術とアイディアがマッチしており、完成度が高かったとの評価でした。

 

会場投票により決定される「オーディエンス賞」は、ハッケージ!
ハッカソンの参加者から評価される、とても名誉ある賞です。

 

そしてグランプリを受賞したのは、、、ハッケージ!
完成度が高く、ハッカソンを運営している人や参加者が感じていた問題意識を実際に解決しようとしていたところが高評価でした。
今すぐローンチしてほしいなんて声も!オーディエンス賞も受賞していたため、これで二冠達成です。
チームメンバーからは「はじめからグランプリを狙って逆算していた」なんて感想も。さすがですね。

 

3部門による盛りだくさんな発表会はいかがでしたでしょうか?
改めまして、全国からお集まりいただいた皆様に心より感謝いたします。
 
そして来年の夏も…

もちろん「石巻ハッカソン2019」開催いたします!
また来年も熱い夏をお楽しみに。スキルアップしたみなさまとお会い出来る日を楽しみにしています!

CREDIT

Writer:なっちー(木藤 夏希)

イトナブ一般社団法人イトナブ石巻 │ 株式会社イトナブ
〒986-0822 宮城県石巻市中央2-10-21 サトミビル1F

TEL:0225-90-4282
E-mail:info@itnav.jp

Copyright© 2016 itnav