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イングレスイベントを通して石巻の若者たちの所感

[2014/06/03]

「Ingress Meetup in Ishinomaki」が行われてから早一ヶ月が経とうとしています。
今回の企画で生まれたイングレスTシャツは在庫入った途端に売り切れたり、

イトナブ石巻代表の古山といえば、仕事の合間に街中を端末片手にうろつくなど、

未だにイングレスの熱を帯びている石巻です。

今年のSUW2014では 第三回石巻ハッカソンと平行してイングレスのイベントも企画中です。

今回のような規模感と進行は再現できないにしても、若者たちを中心に実現可能なイベントアイディアを練っています。

そのイトナブから参加した若者にこれからイングレスイベントを企画していくにあたって、前回の振り返りをしてもらい、

その感想を話してもらいました。

 

■フィッシュの所感

 

・今回のイベントで心が動いたこと

イベントの1ヶ月ほど前からIngressで遊んでいましたが、1人プレイヤーとして遊んでいました。

 

イベントが近くなると、コミュニティというものに招待され作戦会議を始めとする

情報交換を行うことになりました。コミュニティでは今まで知らなかった、

情報を入手でき改めて情報交換の重要性を感じました。

 

イベント当日は世界中から参加者が集まりました。

ゲームを進めるにあたり、言語を超えてコミュニケーションを取る必要がありましたが

皆でやることは共通しているので、直接言語を知らなくてもゲーム内の専門用語などで

伝わる事が多くありました。

ゲームは国境を超えてコミュニケーションが取れるのだと体感することができました。

 

イベント当日刺激的だったのは、大きく分けて2つあります。

Resistance、Enlightenedともに県外を超えて情報交換をしていました。

特にEnlightendチームは、東京に本部を作成しイベント参加者に

次の行動の指示を与えており、円滑にゲームを進めていたと言えます。

Registanceチームも県外にいるプレイヤーに要請し、Enlightenedが作った

破壊したいポータル(陣)を破壊していました。

両チーム流石だと言わざるをえませんでした。

石巻には来ていなくとも、県外にいるプレイヤーも本イベントの

参加者と位置づけできます。

 

 

イベントでは、守っておくとポイントが高いポータル(陣)がありました。

終了5分前になると、そのポータル(陣)周辺にたくさん人が集まり

陣を守っては奪われ、奪われては取り返すという繰り返しでした。

私もチームリーダーの指示通り、作業を行い夢中になって陣を

守りました。この時の感覚は、徒競走の競り合いと良く似ていました。

 

結果、ポータル(陣)は我々Registanceが守ることに成功したのですが、

終了後は両チームお互い、握手を交わしたり、感想を言い合ったりと

スポーツでゴールした瞬間と同じ行動をしていました。

とても刺激的な瞬間をおくることが出来たと感じています。

 

 

・世界をまたいでリンクをかけてみての感想

私は石巻のポータル(陣)とハワイのポータル(陣)を繋ぎました。

私はゲームレベルは低く、繋ぐためのアイテムも持っていません。

繋ぐためにには、参加者みんなの協力が必要不可欠でした。

無事ハワイとリンクを繋いだ時、言葉に表せない興奮が込み上げてきました。

自分がいる場所と国境を超えた場所を、繋げるということは何か機会がないと

出来るものではありません。

国境を超えて何かをするには、必要条件が出てきます。

条件をクリアするためには仲間の協力が必要不可欠です。

仲間と協力する重要性と、チーム一丸になって1つのことを

成し遂げる楽しさを、知ることができました。

 

・石巻でこのようなイベントを行うことについて

イベントは石巻に来るきっかけに過ぎないと思います。

イベントを通じて、石巻の魅力に惹かれイベント時でなくても

気軽に来てもらえるようになったら、石巻の住民としてとても嬉しいです。

 

きっかけ作りとして、またこのようなイベントを自分たちでも開催していけたら思います。

 

 

■マースーの所感

 

今回のイベントでは主に運営の簡単なお手伝いをさせていただきました、マスです。

どうも、当日いい感じに働いていたようで、Googleの社員と間違われました。

 

今回刺激的だったのは二つ。

ひとつはまさかの約1時間klueと二人っきりにされたことですね。任された時の会話が、

「マスくん、英語話せたっけ?」

「いや、話せないっす!」

「がんばって!」

ふたつめはジョンさんと話をした中で、

「きみはGoogle i/oに来るのかい?」と聞かれて、

「今年は行けないんですが、来年は絶対!!」と言ったら

「じゃぁ来年まで英語を話せるようにならないとね。」と言われたことですね。

 

世界をまたいでリンクをかけてみての感想なんですが、

今回のoperation、実は合計約53人のエージェントがいてこそ成り立ったのです。

operationのために各地のポータルを整えてくださった、エージェントの皆さんには本当に感謝しています。

もちろん、カルフォルニアから石巻までポータルキーを運んできてくれた、あるエージェントさんにも。

私は今回のoperationでは、石巻ー銚子のリンクを結ばさせていただきました。

フィッシュと共にリンクを繋いだ時、そこにいた11人に大きな歓声が上がりました。 その時、拡張現実とは第二の世界ではなく、

この世界で、今ここで起こっているのだと改めて感じ、Ingressに更なる可能性を感じました。

また、支倉常長の思いや、伊達政宗の思いもがもう一度カルフォルニアまで私達を媒介して伝えられたと思います。

※リンク→Ingressにおける、ポータルとポータル間をつなぐ線のこと
※エージェント→Ingressのプレイヤーのこと
※ポータルキー→各ポータルごとにポータルキーが存在し、それを入手しなければリンクを結ぶことができない

 

地元育ちの自分ですら、新たな発見も多く、地元の大先輩に実際にヒアリングしたりと、色々な人やモノとの交流の機会になりました。

是非これからも続けていきます。

私ごとですが、最近LEVEL7になりました。 Ingressは外に出る、活動する、発見する、出会うきっかけを私たちに与えてくれます。

そして、Ingressはこれからも変遷し続けると思います。この変遷が止まらない限り、私はIngressを愛し続けるし、Playし続けるでしょう。

これからの変遷に期待しています。 またお手伝いさせてください!!

 

 

イングレスは彼らそれぞれに触発と学びを与えていたようです。
これが普段のゲームにはなかった、人と出会うことによる結果なのですね。

この貴重な経験を味わった彼らの今後の行動と進化が楽しみです。

 

イトナブ石巻
https://www.facebook.com/itnavishinomaki