石巻ビジネスアイデアソンレポート

[2014/10/31]

石巻市の地域課題を解決するためのビジネスアイデア創出を目指すイベント、
石巻ビジネスアイデアソンが開催されました。

今回開催される石巻ビジネスアイデアコンテストでは、参加者の方に2つのサポートが用意されました。

1つ目は、課題解決専門の方によるサポートです。事前に集めた地域課題ごとに別れた各会場の進行役です。

2つ目は、ナレッジバンクというサービスの活用です。ナレッジバンクには全国ですでに提案された、
地域課題解決のアイデアが集約されています。こちらのデータを参照しながら話し合いを進めることで、
集まったメンバーでより魅力的で革新的なアイデア創出を目指します。

 

イトナブ石巻事務所にてアイデアソン概要紹介、地域課題の説明をしたのち、
参加者は街中の各会場にそれぞれ移動します。

 

各会場の地域課題とファシリテーターは以下の通りです。

・東 修作氏(OKFJ)
防災への問題意識が高い街作り
@まきビズ

 

・原 亮氏(Fandroid EAST JAPAN)
子育てをよりしやすい街作り
@石巻市子どもセンターらいつ

 

・小俣 博司氏(Code for Namie)
仮設住宅から一般住宅へ移り住み、それに関わる問題の解決
@石巻フューチャーセンターこはく 

 

 

・関 治之氏(Code for Japan)
市役所内でのコミュニケーション活性化と社内モチベーション向上
@IRORI石巻 

・平古場 浩之氏(みずほ情報総研(株))
地域の住民が必要としている情報がわかりやすい街へ
@イトナブ石巻

 

市の職員や技術者、小学生なども参加していて、課題に対して幅広い視点でディスカッションが行われました。

 

 

ディスカッションを通して新たな情報、問題点が抽出され、根本となる問題解決のアイデアをまとめていきます。

 

 

まとめあげたアイデアをファシリテーターが代表して発表します。
発表内容の中には 『市役所が何をしているかわからない』『猿が出没した情報を住民たちがマップで共有する仕組みの猿いたマップ』
など、幅広い世代が対話することによる意見の広がりが見受けられました。

 

参加者を対象としたイベントアンケートによると9割以上の方が有意義な時間だったとの回答でした。

『若い世代、特に小中高生たちの意見に石巻への希望をみました!』
『若い方の考え、企画、発想は大いに参考になりました。 本日のアイデアを業務に活かせるよう働きかけて行きます。 』

と参加者の半数を占めていた学生達の活躍も目立ちました。
今後の石巻の発展にも地元の若い力は欠かせません。
そういった意味では今回学生たちが地域の方たちと共にアイデアを考え、話し合い、繋がったのはとても貴重な経験でした。
『ぜひ定期的に行ってほしい』という声の通り、短発のイベントでなく、持続的に行うことがさらにこの経験の価値は増していくように思います。
この日、また一歩、石巻が幅広い世代にとって魅力的で愛される街へと近付きました。

 

みんなの言葉が、みんなの笑顔に。

石巻は、これからもみなさんと共に、成長し続けます。