第4回石巻ハッカソン振り返り

[2015/07/28]

第4回石巻ハッカソンの3日間を振り返ります。

 

今年のオープニングの会場は石巻中心街にあるアイトピアホール。

 

雨が降る中、全国から続々と参加者が集まってきました。

 

 

今年のハッカソンのテーマは海に関する何か。

石巻ならではのテーマです。

このテーマが最終日の発表会で数多くのドラマを生み出しました。

 

 

アイデアの参考として海に関する問題を参加者に紹介。

海を身近に生活している石巻市民に事前にヒアリングしました。

 

 

スポンサーのオリンパスさんからご提供していただいたのは、OLYMPUS AIR。

参加者はAPIと実機を自由に使用することができます。

 

 

参加者によるアイデアピッチからハッカソンが始まります。

興味があるアイデアごとに参加者は集まり、三日間を共に戦うチームを結成します。

 

 

チームが生まれていく一方で、初心者向けのブートキャンプ部門もスタート。

小学校1年生から大学生まで幅広い年代が参加。

 

 

1日目の終わりはオープニングパーティー。

イトナブのサウンドクリエーター、DJ高菜のミュージックに体をゆだねながら懇親を深めます。

(想像以上に爆音でした)

 

 

そのあとは各自、石巻の夜へ繰り出します。

毎年夏に仲間と出会い、交流する。誰かが「夜も本番!」と言ったように、

このオープンな同窓会のような場は、石巻ハッカソンには欠かせない時間です。

 

2日目以降は、場所を移して宮城県石巻工業高校が会場です。

 

 

見慣れた光景です。

 

 

ハッカソン期間は学校の各教室が開発ルームへ。

ぴりっとした空気が辺りを漂います。

 

 

ブートキャンプ部門は、二日目から会場である石巻工業高校の生徒も参加。

Corona SDKを使用したアプリケーションの開発。

講師には、イトナブメンバーの中塩ことデルシオの姿がありました。

第1回石巻ハッカソンでは、彼はこの学校の制服を着ていました。

学びがつながっているのを実感する瞬間です。

 

 

良い匂いが校内を漂いはじめ、教室を飛び出す参加者。

 

 

石巻ハッカソン名物、カレー部によるお昼ごはんの時間です。

 

 

牛タンつくね入りカレーは大好評。歴代一位の美味しさという呼び声も。

 

 

 

ますます進化していく石巻ハッカソンカレー部。来年のカレーも今から楽しみです。

 

 

そして最終日、発表会。

 

今回の審査員は2名。

 

角 勝さん。

元大阪市職員。「合同会社フィラメント」を設立。

ハッカソンプロデューサー兼オープンイノベーション・アドバイザーとして活躍中。

 

 

あんざい ゆきさん。

株式会社ウフィカ 代表取締役。ブログ「Y.A.Mの雑記帳」で多数のAndroid技術情報を公開。

 

ブートキャンプ部門は参加者の一人一人が発表しました。

 

 

 

自分で作ったものが、目の前で動く。

その感動を味わい、開発の楽しさに気づいた若者が今年も多く生まれました。

 

 

次に一般部門の発表。

 

 

どのチームもユニーク+技術のレベルが高く、過去最高のハイレベルな戦い。

 

 

イトナブ講師陣が手を組むなどして、驚きの成果物の連続です。

 

審査は困難を極めました。

予定の時間をオーバーしつつも議論を重ね、ようやく受賞者の発表へ。

 

 

フィラメント賞はブートキャンプ部門全体に。

フィラメントTシャツが授与されました。

 

 

オリンパス賞は、オリンパスさんにひとこと言いたいチーム。

オリンパスさんから提供されたAPIを徹底的に使い倒し、その結果をフィードバックするというプレゼンを披露。

OLYMPUS AIRが授与されました。

 

 

 

海の幸賞は石巻工業高校生徒がメインのチーム。

石巻の島、田代島の問題解決のためのクイズアプリゲームを制作。

地元の人間に地元の名産品が授与されました。

 

 

 

急遽用意されたイトナブ賞。

テンションが持ち味のイトナブ。会場を一番盛り上げたチームに贈られます。

受賞したのは、ハッカソン中に曲を作り上げライブを披露した前代未聞のチームPDCA。

イトナブメンバーとハッカソンに参加する権利が授与されました。

 

そして、今年のチャンピオンで賞(最優秀賞)は、

 

 

かきっちを作ったチームフィッシュ。

今まで紙で入力していた情報を、アプリを使用してデータ化し、

種牡蠣が取れやすい時期を予測しやすくするというもの。

すでにユーザーも確定しているとのこと。

実装度、実用度、将来性という面で審査員から評価されました。

外付けディスプレイと国外にハッカソンへ行く際の渡航費が授与されました。

 

 

最後は夏のお祭り騒ぎの首謀者、イトナブ古山代表挨拶。

若者の進化を目の当たりにし、思わず感極まって涙ぐむシーンも。

毎度毎度、運営の面で周りを心配させ、ひやひやさせるこの男。

それでも、ここから生まれた繋がりは、さらなる繋がりを生み、

確実に石巻の若者の未来に繋がっている。

そんなことを実感する第4回石巻ハッカソンでした。

それもこれも、毎年、わざわざ石巻に足を運んでくださる参加者の皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。

 

なので、

 

 

来年もぜひ、このお祭りに参加してください。

次回はどんなドラマが待っているのでしょうか。

 

石巻ハッカソン、

 

 

イエーーーーーー!

 

 

 

(写真・文) シマワキ ユウことミッチー