いしのまき学校
1月12日にIRORIにていしのまき学校が開催されました。
いしのまき学校はISHINOMAKI 2.0が主催している石巻の高校生を対象とした石巻の未来を考えるゼミです。
イトナブからはクールな熱いやつ、オシカが参加しました。
今回のゲストコメンテーターはISHINOMAKI 2.0メンバーでもあり
クリエイティブ・ディレクターの 岩井俊介さん。
これまでに自身がどのような仕事を行ってきたか、
そしてどのように仕事を進めてきたかを中心に話してくださいました。
そして、岩井さんが考えるいしのまき学校の目指していく先のお話もありました。
その中で紹介された言葉
” This is not a drill. (これは訓練ではない)”
いしのまき学校で今後立ち上がるプロジェクトは訓練でも練習でもなく、リアルなもの。
私は一方的に何かを教える先生ではない、一緒に考えていく同僚。
若者はリアルな場に触れる機会はなかなか少ないのが現状です。
今回の機会はリアルな場なんだ、学生たちとの空気がぴりっと変わったように感じました。
今回のいしのまき学校は、前回のゼミで自分たちが挙げた意見をプロジェクトへと昇華していく
ためのプロセスの段階を皆で進めていきます。
まず、自分は改めてそれぞれどのテーマに興味があるのか、グループ分けを行いました。
その後分けられたグループで集まり、各グループにはチューターが入って話し合いをしていきます。
途中その様子を見に見学者も入られたりして、IRORIはとても活気に満ちた場に。
話し合いの結果は紙によるスライド五枚でそれぞれのグループが発表します。
グループの中にはこういったスライドも。
「まだ」といった表現が石巻の高校生の面白い部分だと思います。
スライドはホワイトボードに張って皆の顔をしっかり見ながら発表。
少ない時間の中で発表の構成も考え、相手の目を見て堂々とした態度で自分たちの想いを伝えていました。
全グループの発表が終わったのちに岩井さんから
「つまりは皆さんはこういう街にしたいんじゃないでしょうか?」
という言葉と一緒にホワイトボードに書かれた言葉
“若者に力を与える街”
会場は自分たちの目指す街の姿が垣間見えたことで湧き上がる興奮を抑えられないようでした。
と言ってもやっと一歩目。
自分たちさえ良ければいい訳でもありませんし、現状を変えていくには、まだ知らない見えていないルールや枠を知っていく必要があります。
ほんとうにまだこれから。
それでも彼らの生き生きする表情を見ていると、こちらも湧き上がる感情を抑えることはできません。
いつかきっと、と思うのです 。