ロボットワークショップ開催 in 石巻工業高校

[2014/03/06]

2014年3月4日に石巻工業高校にてロボットワークショップを開催しました。

 

今回のワークショップ参加者は電気情報科の1年生。

 

 

ロボットや工学について説明をしてくださるのは

東京工業大学 機械宇宙システム専攻ロボット創造学講座 福島研究室 助教

遠藤 玄さん

 

そしてこのワークショップを企画していただいた株式会社ハイボット

原田 浩平さん

 

この日、原田さんと会うのは三回目。

ロボットへのワクワクをスピードに変えて企画を進めることができました。

 

 

 

 

工学についてロボット研究についてのお話のあとに

満を持してロボットたちの登場です。

蛇が地面を這って動く仕組みを分析し再現したロボット。

滑らかな動きに大興奮です。

 

 

工業系の学生の熱い眼差しがロボットたちに注がれます。

そして記者会見会場のようにスマホカメラのシャッターが鳴り響きます。

この足が車輪となって地面をスケートするのですから、またまた大興奮です。

 

もちろん先生方も。

なぜロボットは男の子の心をここまで惹き付けるのでしょうか。

この世の神秘です。

 

 

 

ロボットのお披露目のあとは実際に自分たちでロボット制作。

二人一組でチームを組み、作り上げたロボットで最後はレース。

 

「レースの優勝者はこのロボットをプレゼント」

 

この言葉で学生たちの心に火がメラメラと。

ロボット、レース、賞品。

燃えないはずがありません。

 

 

女子生徒もがんがんロボットを組んでいきます。

 

組み終わったチームからタイムトライアル。

複数立てられたコーンを曲がって戻ってゴール。

思ったようにロボットが動かず苦戦していました。

 

タイム1分越えのチームや計測不能のチームがある中、

なんと16秒のタイムを叩き出した強者チームが。

 

 

堂々の優勝を飾りました。

阿部先生も教え子の奮闘ぶりににっこり。

 

 

 

最後はみんなで記念写真。

 

 

ロボット制作中に彼らから聞こえてきた

「なぜうまく動かないのだろう」

「なぜもっと早くならないのだろう」

問題の声

 

「わかった!わかった!」

「そういうことか!」

発見の声

 

レースというゲームにおいて

 

制作し実践し発見し改良する。

 

 

彼らはゲームを通して学びのサイクルを回していました。

人は夢中になって取り組むほど得るものは多いものです。

 

今回のワークショップは

いかに人を夢中にさせる環境を整えるかが重要か

改めて考える良い機会になりました。

 

生徒たちにとっても心を動かす刺激になったと思います。

 

東京工業大学の皆さん、ハイボットの皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

生徒が退室して静かになった教室に鳴り響く機械音。

 

 

 

 

 

 

 

「ウィン、ウィーーーーン!」

 

 

 

 

 

 

ずっと遊びたかったようですね。