デザイナーNANAのUX武者修行の旅! 東京三日目!
【3日目】講師:景山泰考さん(株式会社BREW)
3日目は、景山さんの会社「BREW」に行ってきました。
「BREW」は、今年の1月に景山さんが建てたばかりの会社で、
スタッフは3人と、小さな会社なのですが、
3人とも、アメリカの大学時代の同級生らしく、
仲が良くてアットホームな職場でした*
その日やったのは、どちらかというと実務的な内容で、
普段やっているお仕事のお手伝い、という感じでした。
最初に、グリーティングカードを作るお手伝いをしました。
カードを開くと中からイラストが飛び出てくる、面白いカードでした。
私はその飛び出る部分のパーツを、
適切なサイズにして印刷をする、という作業を任せていただきました。
印刷は実務経験がなく、手探りな状態でやったのですが、
普段はデバイスの画面上で見るものばかり作っていたので、
実際に手に取って触れるものを作ることの楽しさを感じることができました。
その次は、実際にある案件の、
HPのワイヤーフレーム案を出す作業をやらせていただきました。
この作業は私だけではなく、
BREWのスタッフの、サトコさんという
プロジェクトマネージャーの方と、2人でやりました。
さとこさんはデザイナーではないのですが、
他の業務でやっていることを知るのは今後にも役立つから、ということで
一緒にやらせていただきました。
流れは、
まず1人3~4案ラフを描いて、
それをお互いに見せ合い、意見を言い合って、
その後、その意見をもとに1案にしぼって、
清書する、という感じでした。
お互い、ワイヤーフレーム初心者でしたが、
自分なり考えながら案を出していきました。
このとき私は、2日目にコンセントで教わった、
「ユーザー目線で考える」ということを意識して案を出すようにしました。
でも、実際に考えてみると、難しいと感じました。
そのHPには、必ずしも全員が同じ目的を持って訪れる訳ではなく、
複数に目的が分けられるということに気づいたのですが、
そこをどう、バランス良く目的に合わせたデザインにするか、というところが難しかったです。
そこで私は、
コンセントで教わった、「レイヤー別に考える」というところを活用しようと思い、
まず「HPに訪れる目的」をいくつかに分けて、
その目的別に合わせたワイヤーフレーム案を出していく、というやり方をしました。
一方サトコさんは、
すでにある、似た形式のサイトをいくつか参照して、
そこに今ある要素を当てはめて「真似をする」というところから始めて、
それを分析するやり方をしていました。
自分にはない考え方だったので、とても勉強になりました。
「まずは一旦、真似をしてみる」ということも大事だなと思いました。
そんなこんなで、お互い手探り状態でやっていった訳ですが、
無事1案にしぼり、提出することができました。
提出した後、景山さんはこうおっしゃってくださいました。
「ワイヤーフレームが自分で書けるようになると、
出てきたワイヤーフレームに対して思いも少し変わるし、
デザインに提案力がつきます。
ワイヤーフレームだけじゃなくて、いろいろとデザインをするにあたって、
考えることを続けてください。」
BREWで学んだことは、
「チームワーク」です。
与えられた仕事をただやるだけではなく、
その仕事は、自分のところに来る前に、一体どんな経緯があって、ここに来たのか、
どんな思いが、込められているのか。
それを「知ること」そして「提案していけるようになること」というのは
チームへの「想いやり」につながると気付きました。
BREWの職場の雰囲気がとても良いと感じたのは、
3人の仲が良いということだけではなくて、
「相手のしていることを知ろうとすること」を大切にしているからじゃないかと思いました。
景山さんは敢えて、デザイナーではないさとこさんに、デザインの仕事を振りました。
サトコさんも、どういう風にやるのか、たくさん考えながら仕事をしていました。
手探りでもいい、間違ったっていいから、
まずは相手のやっていることを知ろうとすること。
そうすることによって始めて、相手のことを想いやって、意見が言えます。
提案することで、チームの輪がより密になっていきます。
自分の仕事を自分のところで閉じるのではなくて、
その前後に足を踏み入れて、考える力をつけること、
そして自分も、周りに知ってもらうために発信していくことを大切にしようと思いました。
「帰りに、BREWの二人と記念写真!(景山さん不在でした…)」
うれしかったです!
素敵な職場に、素敵な方たち。
とても心が癒された1日でした。そして大切なことに気付くことができました。
景山さん、サトコさん、ヒロさん、
お仕事中なのにも関わらず、
私を受け入れてくださってくださって、本当にありがとうございました!
また来たいな、と思える、そんな職場でした(*^^*)