BLOG

オープンデータカフェ開催〜石巻の街を歩いて〜

[2014/02/11]

2月7日 石巻にてオープンデータカフェが開催されました。
今、日本各地で地域の自治体がオープンデータ推進の動きをみせています
この流れは地域にどのような変化をもたらすのか、参加者と考えていきます。

 

イトナブ前で参加者が集合。
街歩きを始める前にそれぞれが自己紹介を行いました。

 

 

今日の街歩きガイドはフィッシュ
初めてのおつかいならぬ初めての街歩きガイド
少し不安な様子です。(もしくはお腹が空いています)

 

さっそく街へと繰り出します。

 

最初の探索先はIRORI
ISHINOMAKI2.0が運営する事務所圏コワーキングスペースです

会場はすでにイベント開催中で多くの人でいっぱい。
グローバルなイベントのようで様々な国籍の人が交流していました。

 

どんどん探索します。
『このあたりはどれくらいの津波の高さだったのですか?』という質問があり
地元民であり津波の観測データを使用した『つなっぷ』というアプリを作成しているフィッシュが説明。

街中には津波到達点マークがあります。
身長約190cmの小泉さんが手を伸ばしてようやく届く高さです。

 

続いては石巻日日新聞さんへ。
常務取締役の武内さんにお話を伺いました。
上空から見た石巻市の津波の被災状況や壁新聞の作成に至るまで
メディアでは発信されることがなかった当時の状況。
テレビやネットのニュースでも震災を頭で理解することはできる。
実際に現地に訪れて現地の人から話を聞くことは震災を心でより感じることができる。
話を聞きながら、そう思いました。

 

 

街歩きご一行は日和山を目指します。
標高は低くてもなかなかの傾斜の道。
息切れはもれなくついてきます。

 

日和山の頂上からは津波の傷跡が目の前に広がります。
私たちはこの傷跡を静かに眺めました。

さきほどの日日新聞の武内さんの話が思い起こしながら。

 

 

ふと周りを見渡すと喫茶店のようなものを発見。
足もちょうど良い疲労感。
(フィッシュの熱望もあって)参加者のみなさんで立ち寄りました。

シュークリームが人気のようでたくさんの種類が。
美味しいお菓子とコーヒーで今日の街歩きのちょっとした振り返りをしながら。
途中から女子学生たちも慣れた様子で買いに来るところを見ると、
ひとつの定番ルートのようです。
日和山に立ち寄る際はぜひ、かざみどりさんで一休みを。

日和山を下山途中に偶然な出会いが。
石巻に滞在中のドイツ出身の開発者、ミハエルさんとばったり遭遇!!
つい先日、イトナブで若者たちに開発をご指導いただけるとお話をしたばっかりだったのです。
こういった偶然も自分たちで実際に体を動かす街歩きならではです。
ここでフィッシュは家庭教師のバイトのためガイドを離れます。

街歩きは終了、夜の部に移行します。

 

だてべんin石巻「オープンデータは地域に何をもたらすのか? 〜石巻で問う先進自治体の挑戦〜」
都道府県では初のオープンデータカタログを運用する静岡県から情報政策課の杉本直也氏、
ハッカソンなど数々の場づくりで地方発のイノベーション創出を目指す大阪イノベーションハブの角勝氏をお招きして、
各々の取り組みをご紹介いただき、ディスカッションを行いました。

 

 

 

イトナブメンバーも参加者と積極的にディスカッション。
オープンデータの活用は地域のイノベーションを目指すイトナブは今後間違いなく大きく関わっていくことになります。
地域の事例や参加者の方と情報共有できたのはイトナブメンバーにとって大きな収穫になったと思います。

実際に街を歩いてその街を感じ、
データを利活用してイノベーションを創出する。

数値だけで判断したイノベーションではなく、
人の温もりが伝わってくるようなイノベーションを生んでいきたい。

今回のイベントのプログラムを通してそう思いました。

考えること感じること。
このバランスを大切にしていきたいですね。

みやぎモバイルビジネス研究会様、株式会社CCL様、参加者の皆様。
おつかれさまでした。